松煙墨がどうしても欲しくて、奈良に到着後まず何よりも先に墨の製造元に足を運び、油煙墨と松煙墨の色の違いなどいろいろと勉強させていただいた。
実際に2種類の粉末を並べてみると色の違いは明白で、確かにそうなるとtpoに合わせてその都度色を使い分けなければならないのだと諸々が初めて腑に落ちた。青墨は少し藍を混ぜるからあのような色になるのだそうで。
だから徳島の書家さんは藍を使って青色の作品を手がけていたのかとガッテン。
悩みに悩んだ結果、胡麻の油煙墨と松煙墨をひとつづつ購入することとした。最後にお土産までいただいてしまい、本当にただただありがたい。必ず大切に使わせていただきます。
深謝。