holycozycow’s diary

ふと頭に浮かんだことなどをつらつらと。

奈良→京都→東京(3日目)

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので。今回の奈良も体感としては1日程度のものだった。

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前日に引き続き今日も朝からどっぷり空海展。

昨日がたまたま空いていたらしく、今日は会場内なかなかの混み具合だった。互いに譲り合いながらの鑑賞を終えて外に出ると、目に飛び込んでくるのはまたしても鹿の顔。

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「なんでつか?なにかくれるんでつか?」な鹿さん。かわいい、、これだけは本当に飽きる気がしない、、

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奈良公園が日常の散歩コースならよかったのにと何度となく思った。それか私の家の周りも奈良公園のようになってしまえば良いのに(戯言)

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時間が2時間ほどあいたので、ここぞとばかりに歩いて移動し、春日大社を参拝。

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まったく、春日大社の灯籠はなぜにこれほどまでに美しいのですかね。思わず時間を忘れてじっくり見入ってしまいそうになるも、そこはグッと心を鬼にしてできるだけ足早に名所を巡った。

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途中暗がりで灯籠の灯りを楽しめたりと演出も本当に素晴らしかった。

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ただ、強いて言うなれば次来る時はもっと他の観光客がいない(外国人旅行客のバスツアーが到着する前)早朝にしたいなということ。昼間に行くと、どこに行っても大きな声であーでもないこーでもないと世界中の言語で話しているので、古都奈良の情緒もへったくれもなく、所々色々と残念だったから。

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鹿は春日大社内にももちろんおりましたよ。

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参拝を終え、在来線で京都まで移動し、新幹線の出発までに1時間程度時間があったので急いで荷物をロッカーに入れて、一路東本願寺へ。

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京都駅から歩いて10分とアクセスも良いのに、敷地内に一歩足を踏み入れると、そこが京都の街中だということをついうっかり忘れてしまいそうになるくらいの静寂。すごく良い。

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そうか、私は静けさに飢えていたのかと改めて気付かされた。聞こえるのは微かな風の音と鳥の囀りのみ。それが実に心地よい。

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畳に腰をおろし、天井を仰ぐとそこには綺麗な装飾が施された灯りがあった。癒される。

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そうこうしている間に新幹線の出発の時刻となり、2泊3日奈良京都の旅もあえなく終了。まるで真面目な研修旅行のような日程になってしまったが、その分他で得ることのできない学びが多く、すごく良い時が過ごせた。感謝。

いざ、奈良(2日目)

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今回の旅行中、つくづく思うこと。

奈良が楽しい。

別に何をしているわけでもないけど、とにかく奈良が楽しい。秋田で感じたのと同じ感覚。自ずと好きが湧いてくるこの感じ、すごく良い。

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当たり前のようにそこら中にいる鹿さんたち。

奥ゆかしさもありすごく良い。

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かわいい、、

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どの子もみんなすごく良い子。

かわいいが歩いてる、、

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そしてこの奈良の大仏の迫力よ、、

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子供の頃に一度修学旅行で来てるはずなんだけど、その時はこんなに感動してなかったなぁ。歳を重ねてはじめてわかるものの一つが奈良の良さ(魅力)なのだと思う。

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男はつらいよのロケ地にも行くことができた。

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「バター」は色褪せることのない名シーン。

幸せだなぁ、、(*´ω`*)シミジミ

生誕1250年記念特別展

行って来ました空海KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界!!

想像していたよりもゆっくりまじまじ鑑賞できたので満足度が非常に高い…!!

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当たり前のようにあるわあるわ。

あれもこれも惜しみなく空海の真筆!!

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風信帖が展示されていると気づいた時は、嬉しさと感動のあまり思わず眩暈が…今まで知ることのできなかった空海の人柄にそっと触れた気がした。

真面目でまっすぐな、きっと素敵な人だったんだろうなぁ、、本当に来れて良かった今回の空海展。

素晴らしかった。

錦光園(きんこうえん)

松煙墨がどうしても欲しくて、奈良に到着後まず何よりも先に墨の製造元に足を運び、油煙墨と松煙墨の色の違いなどいろいろと勉強させていただいた。

実際に2種類の粉末を並べてみると色の違いは明白で、確かにそうなるとtpoに合わせてその都度色を使い分けなければならないのだと諸々が初めて腑に落ちた。青墨は少し藍を混ぜるからあのような色になるのだそうで。

だから徳島の書家さんは藍を使って青色の作品を手がけていたのかとガッテン。

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悩みに悩んだ結果、胡麻の油煙墨と松煙墨をひとつづつ購入することとした。最後にお土産までいただいてしまい、本当にただただありがたい。必ず大切に使わせていただきます。

深謝。

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ポチッとな。

いいね。

どうでもいいね。

既読。

あとで読むから一応ポチー。

色んな意味があると思う。

いいねってなんだろうね。

いいねが一つもつかないと、

あれ?何か悪いこと書いたっけなと、

自分の投稿を読み返してみたりして。

そんな時、一体誰の顔色を伺っているのだろうかとふと思う。

不特定多数の世間の顔色なのだろうか。

普段そんなに人の顔色をうかがって生きてたっけ?

…どうして?

いいねという概念に支配されている今の世の中が、時折世にも奇妙な物語のひと場面のように映る時がある。

…て、こんな私の意見も。

既読。あとで読んでおくわー。

うん、どうでもいいよね。

そんなものよ。

きっと。

東京→奈良(1日目)

3時半に目覚ましをかけて、

4時45分いざ出発。

在来線を乗り継ぎ、東京へ。

約2週間ぶりの東海道新幹線

最初こそそれなりにいた乗客も、

静岡を過ぎた頃には皆降りてしまい、

貸切状態に。

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11:34京都に到着。

そこから更に乗り換えて一路奈良へ。

予定ではJRで向かうはずだったけど、

ついうっかり近鉄に乗車してしまい、

あえなく予定変更。

途中で電車を乗り換えることになるも、

初めて降り立ったはずの駅名に見覚えがあった。

はて。

大和西大寺駅とな。

ん?

あれ?

これ知ってるな。

あ、もしかして例の場所か?

と急いで調べてみると、

やはり安倍さんが暗殺された場所だった。

 

駅を少し出た先に、ニュースでくり返し流れていた例の花壇があった。

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間違いない。

ここだ。

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ずいぶん綺麗に整備されている。

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言われないと事件のことなんて、

すべてが嘘のように思える。

行き交う人たちも特に気にする素振りも見せず、

ただそこに花壇がある。それだけだった。

去り際に少しだけ手を合わせてみる。

周囲が幾分驚くのを感じた。

構わない。

どうせ2度と会うこともないのだから。

大人になってから初めての奈良。

すごく良い。

久しぶりに羽を伸ばせた気がする。